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2011年04月26日

JR福知山線脱線事故

8291a8aa.jpgあの事故から1時間しないうちに、ある記者から私に届いたメール「尼崎カーブで居眠り脱線」を、嫁さんに転送してから、まだ6年しか経ってないんですね。

JR福知山線は、尼崎駅入構直前でS字に曲がっています。運転手さんは当時23歳の若い高見隆二郎氏(死亡)でしたが、もちろんそれを知らないわけはありません。もちろん乗客も、そこが減速ポイントであることを知っていました。

制限速度70km/hのカーブに116km/hで進入。その手前の直線に設定された制限速度120km/hと遜色ない勢いで、きついカーブに入ってしまいました。

電車は遠心力で傾き、線路わきの電柱に衝突し横倒しとなって、カーブに隣接する新築マンションの駐車場部分に突っ込みました。

事故直後に車掌は救助や連絡を放棄して現場からなぜか逃亡。事故状況が判明したのは、後続の運転手が確認に来たことによってでした。

この列車、後に始発駅である宝塚駅への入線時に、2回も非常ブレーキがかかっていたことが分かりました。駅進入時には、大きな「キンコンキンコン」のATS警告音が鳴るのに、解除しないで進入したためです。そんなのあり得ないですよねえ。

出発後の川西池田駅では停車位置より前で停車したまま乗客を乗降させ、伊丹駅では車両2両以上もオーバーランして、非常ブレーキで列車を停車させてます。この快速電車が事故前にまともに停車したのは、たった1駅・中山寺だけでした。

この事故、JR西日本の教育に問題があったとか、JR西日本のドンであった井出氏の責任を問う声が上がっていますが、果たして本当でしょうか?私自身は、事故を使って派閥争い(井出氏を追放)をしただけのように感じています。これじゃ故人が浮かばれない。

70km/hのカーブに116km/hで進入するって怖いですよ。常人じゃできない。「運転ミスを消すための回復運転による事故」「遅延による罰則を運転手が恐れて決死の回復運転」「JR西日本の組織的問題」なんて言われてますが、個人的にはどうも納得できません。

この事故の約1カ月前、JR四国(土佐くろしお鉄道)の宿毛駅では、特急電車がノーブレーキで終着駅の車止めを越え、駅舎を突き抜けて停止するという脱線事故が発生しています。これも、30km/hの所に113km/hで突っ込んでしまいました。

人間は失敗する動物です。お亡くなりになられた方々や、ケガで今も苦しまれている方々のためにも、責任論や派閥争いも良いですが、運転手さんの居眠りや突然死に対応できる鉄道の構築を、早急にお願いしたいと思ってます。

gq1023 at 07:44│Comments(0)

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