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2011年03月21日

パニックをおこさない報道 vs 真実の報道

c8d430d8.jpg報道にはミクロとマクロの視点があります。放送メディアなら、テレビはマクロのメディアなので、できるだけ悲惨さを訴えて、多くの義援金や支援物資を集めることが重要です。逆にミクロなメディアのラジオは、給水所の給水時間の連絡や、避難所情報といったものを流します。

日本の報道組織は、残念なことに記者クラブ組織です。報道記者と言う人は、残念ながら記者クラブに入っているだけで、そこで発表されることを、ただ単純に流すだけです。だから全局で同じ放送が流れる。

アメリカではフリージャーナリストが各警察ごとにいて、勝手に無線を傍受して、勝手に取材するので、様々な映像が流れます。

日本のやり方は「パニックをおこさない報道」です。コントロールされた情報。それに対してアメリカは「真実の報道」です。とにかく記者が見た事を報道しちゃう。この差は小さいようで非常に大きいと感じてます。

政府側や警察側が間違った情報を流すと、そのまま流れてしまう。それなのに謝罪すらしない。小向美奈子さんの件では、何の証拠もないのに犯人のように報道しまくったあげく、釈放されてもやっぱり謝罪しない。

私は「パニックをおこさない報道」より「真実の報道」が見たいです。それは「逆の視点」を持つということ。「安全です」と言われたら「危険かも」という意見も流し、「物資がある」と言われたら「ない場所もある」という意見を探すという姿勢です。

先日NHKで、福島第一発電所の映像を放映する際に、中央制御室の制御盤に付けられているゼネラルエレクトロニクスのマークを大写しにしてました。第一で使われている「マーク1」は危険な設計だったのです。

それは全ての報道機関が知っている。でも「アメリカが悪い」と国民が言い出さないよう、情報がコントロールされてます。アメリカでは山ほど放送されているというのに…。

原子炉の上に使用済み核燃料プールがあるなんてのは危ないのです。原子力発電所見学に行くと見ますよね。どこでもプールの構造は単純。原爆でも壊れないと言われる格納容器に対して、プールは単純な構造です。

それが格納容器の上にあったら危ないってのは、誰が考えても分かりますよね。万一の際は、あんな上まで水を入れなきゃいけないのですよ。

今は犯人探しする時じゃないですが、他の原発は安全ですよっていう意味でも、ちゃんと報道して欲しいなあと思ってます。飲料水にもホウレンソウにも放射性物質って言いながら「安心してください」て言われるほうが怖いです。

gq1023 at 07:58│Comments(0)

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