マジコンの法規制って遅すぎない?寝坊した朝は「アーサすば」

2011年02月22日

Baidu(バイドゥ)ライブラリのパクリ騒動に思う

baiBaiduライブラリで「日本の本が無料で読めちゃう」ってニュースになってましたが、あれ、ネット上を自動サーチかけて、特定のデータは全部ダウンロードして、勝手に文字を読み込んで、検索ワードを整理してストックしてるんです。

元々インターネット上で自由に見れたものであり、著作権を無視してネット上に流出させた人は別にいる。だから彼らは悪くない、いや悪気はなかったと言ってます。そして違法の申し出にはちゃんと対処してる。

ところが、さっきのが旧来型の出版社とサイト運営者の対応なら、新しい世界の人々は、100ページもの書物を無料でライブラリに公開してファンを作った上で、「私のウイークリーニュースを読みたければサイトで登録を」なんて組織化してます。分かってるヤツはうまくやってる。

例えば、Baiduライブラリ検索で「媒体資料」って入れたら、1番目はBaiduですが、2番目「Impress Watch」、3番目「価格.com」、4番目「ドリコムブログ(事業終了済み)」、5番目「Agile Media Network」、6番目「サイバーエージェント」なーんて感じです。

どこにも「日本テレビ」「朝日新聞」「小学館」なんて出て来ないし、「電通」とか「博報堂」なんて名前もない。分かっている人は分かっていて、分かってない人は分かってないってことです。

今、何か情報を探す時、ネット以外って使いますか?使わないですよね。もしあなたが、ラーメン店5店舗を経営する年商2億円企業の社長だとします。はじめて広告を出す事を決意しました。どうします?ネットで検索しますよね。

その時のワードって「広告出稿」とか「媒体資料」って入れます?入れませんよね。「広告」「出し方」「格安」って感じですよ。そのワードで検索してみました。そしたら、googleでもYahoo JAPANでも1社を除いて大手は全滅です。その1社ってドコでしょう?なんと読売新聞です!

その読売新聞は、日本中の新聞社に先駆けて、ネット上で見積りが取れるのです。「朝刊・西部本社版でモノクロ全3段(紙面の1/5)面指定ナシ」でクリック!おっと「約139万円」となりました。実勢価格とは???ですが…。でもスゴイでしょ。

分かってる人は分かってる。分かってない人は、衰退して行く市場で、ただ指をくわえて待っている。でも、そのとるべき行動は結構単純だったりします。

「求人」「出店候補地募集」「フランチャイズ募集」「オープン告知」「クーポン告知」意外と小さな店舗でも広告ニーズはあります。それぞれの広告予算が1ヶ月10万円でも5つで50万円。社員1千人の広告会社が、1店舗づつ新規開拓したら5億円/月です。

もしかしたら、大手広告代理店が広告のポータルサイトを作るかもしれない。いや、楽天やYahooがやるかもしれない。トラベルサイトの旅行プランのように広告プランが作れる時代だって来るかもしれない。締切ギリギリの空き枠をオークションで落札するようになるかもしれない。その「しれない」は、近い将来「絶対なる」のです。

さあ明日はどうする?って時に、「Baiduライブラリが悪い」って組織叩きやるのも大切ですが、そんな時代の「新しい食いぶちを探さなきゃ」と思っている私なのでした。

http://adv.yomiuri.co.jp/yomiuri/rate/

gq1023 at 08:01│Comments(0)

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