アジアには人口2億人以上の親日国があるのに…超高級志向層の趣向を考える

2011年02月10日

クラッチアッセンブリー

4a82a273.jpgオートバイのロードレースには、レギュレーションって規則がありまして、初心者向けのST600クラスってのには参戦費用を抑えるため、多くの「改造・変更を認めない」って文章が散りばめられてます。

そこに2011年、新たな文言が書き加えられました。それは「クラッチアッセンブリーは、バックトルクリミッター機構(スリッパータイプ)への変更、改造が認められる。」ってもの。

普通の人には「何のこっちゃい!」って感じだと思いますが、レース関係者にとっては「改造できる」ってことは、「改造しないと速く走れない」ってことと同義語でして、もはや「改造する?」ではなくて「どこのにした?」って感じです。

これ、何の部品かというと、エンジンブレーキの掛かり方を緩やかにするもの。世界最高峰のMotoGPで使われてる物はこれと電子制御がセットになっていて、シフトダウンの音すら聞こえません。減速時にはブレーキングと同時に最終減速ギアまでシフトダウンして、クラッチをつなげば優れたオートマのように適切に減速するようです。まあ売ってないので買えませんがね。

減速時はカーブの進入ってことなので、後輪がしっかり接地してないとダメ。後輪を接地させるには、シフトダウン時の車体の前後動をスムーズにしなきゃダメ。スムーズにするにはクラッチが減速時に適度に滑ってくれないとダメ。ってことです。

今のレースでは、カーブでは前後のタイヤを押しつぶして走ります。タイヤがきれいにつぶれていれば接地面積が広がる。ところが減速で車体が前後に動くと、どちらかor両方のタイヤが元に戻っちゃう。それどころか、リアタイヤが飛びあがるホッピングってのもあって、これが発生すると即転倒です。

ここまで書いても意味分からんと思いますが、そういうこっちゃです。

「ヨーロッパではSuterやSTM。世界GPのMoto2は大阪のExedy。FCCさんからも今月にはレース専用品が出るらしい。」なーんてことを、皆さまおっしゃってます。

それにしても、この改造費たるや10万円では済みません。20万円とかする物もあるのですが、話題沸騰中なのです。いやーこの世界、お金かかるねえ。

gq1023 at 09:00
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