2011年01月17日
全日本ロードレース選手会「A.R.T.」
今、全日本ロードレースに年間フル参戦するには、選手会「A.R.T.」って組織に申し込む必要があります。2011年の申込期限は1月24日ですので、この日までに申込書とお金を用意しなければいけません。
これには、いろんな規定があるのですが、トップチームの皆さんには50万円から100万円といった結構な金額を負担していただいています。チャンピオンチームは一部免除なんですけどね。
しかも、トップチームにはレースを盛り上げるため、ピット内装飾・スタッフウェアの統一・トランスポーターのカラーリング等が選手会で義務付けられていて、それらも含めると、さらなる高額出費が必要な規定となってます。
それに対し、私達のようなランキング下位で、カッコいいトラックも、ピット内装飾もないチームは負担が軽くなっていて、J-GP3ならチーム登録5万円+1.6万円×5レース(最終戦はポイント取得後に支払い)の13万円ですみます。
とはいえランキング上位に入ってトップチームの申請ができるようになる日に備え、毎年少しづつ用意してまして、一昨年にピットシャツ。昨年は横幕を造りました。今年は長袖やジャンパーが欲しいねなんて言っております。
他にもMFJライセンスとサーキットライセンスの更新料が必要ですが、これは全ライダー共通の負担ですから、差がある部分はこの選手会費用です。
私どもがテントピットを用意していただけているのも、ピットの中に一緒に入れていただけてるのも、じつは高額負担されている皆様方のおかげでございまして、ありがたい仕組みなんですよ。
ただですねえ、これらの負担すらも大変なエントラントが多くなって来てるようで、これを「来週中に振り込まないといけない」って事から「なんでこんな高額なんだ!」や「何の費用なんだ!」なんて声をよく耳にする時代となりました。
どう考えても、選手会がなかった時よりは飛躍的に選手側からの情報発信機会は増加して、レースに関する安全性レベルも向上した思うのですけどねえ。
エントリーフィーを上げたいサーキット側に対して、賞金額を引き上げて欲しい選手側って、当然意見は全く反対。1人でもスタッフ経費を削りたいサーキットと安全を要求したい選手側も意見は全く反対。だから選手会ってのはとっても大切な存在です。これからも頑張っていただかなければいけません。
これって、きっとレース界からメーカーの資金やスポンサーマネーが消えて行くのが急すぎたんですよね。だから選手会が努力しても、全体が盛り下がっちゃって向上部分が明確に見えてこない。それがヤツ当りのような反発になってる。
正直言って経営者的視点で言えば、1千万円以下のお金しか集まらない組織じゃ、専任スタッフを雇うことすら無理です。それで全レースのピット割りして、全現場に行くなんて大変なわけで、よくやっていただいてるなあと思うのですが、あまり肯定的な意見って聞かないんですよねえ…。
だからって私は大金を払えるほど偉そうな身分ではないのですが、これからも選手会という組織には頑張っていただきたいと思っております。エントラント受付等も大変だと思いますが、フル参戦受付ラストウイーク、よろしくお願い申し上げます。
そんなこんなで、本日ソウル最終日の私でした。
これには、いろんな規定があるのですが、トップチームの皆さんには50万円から100万円といった結構な金額を負担していただいています。チャンピオンチームは一部免除なんですけどね。
しかも、トップチームにはレースを盛り上げるため、ピット内装飾・スタッフウェアの統一・トランスポーターのカラーリング等が選手会で義務付けられていて、それらも含めると、さらなる高額出費が必要な規定となってます。
それに対し、私達のようなランキング下位で、カッコいいトラックも、ピット内装飾もないチームは負担が軽くなっていて、J-GP3ならチーム登録5万円+1.6万円×5レース(最終戦はポイント取得後に支払い)の13万円ですみます。
とはいえランキング上位に入ってトップチームの申請ができるようになる日に備え、毎年少しづつ用意してまして、一昨年にピットシャツ。昨年は横幕を造りました。今年は長袖やジャンパーが欲しいねなんて言っております。
他にもMFJライセンスとサーキットライセンスの更新料が必要ですが、これは全ライダー共通の負担ですから、差がある部分はこの選手会費用です。
私どもがテントピットを用意していただけているのも、ピットの中に一緒に入れていただけてるのも、じつは高額負担されている皆様方のおかげでございまして、ありがたい仕組みなんですよ。
ただですねえ、これらの負担すらも大変なエントラントが多くなって来てるようで、これを「来週中に振り込まないといけない」って事から「なんでこんな高額なんだ!」や「何の費用なんだ!」なんて声をよく耳にする時代となりました。
どう考えても、選手会がなかった時よりは飛躍的に選手側からの情報発信機会は増加して、レースに関する安全性レベルも向上した思うのですけどねえ。
エントリーフィーを上げたいサーキット側に対して、賞金額を引き上げて欲しい選手側って、当然意見は全く反対。1人でもスタッフ経費を削りたいサーキットと安全を要求したい選手側も意見は全く反対。だから選手会ってのはとっても大切な存在です。これからも頑張っていただかなければいけません。
これって、きっとレース界からメーカーの資金やスポンサーマネーが消えて行くのが急すぎたんですよね。だから選手会が努力しても、全体が盛り下がっちゃって向上部分が明確に見えてこない。それがヤツ当りのような反発になってる。
正直言って経営者的視点で言えば、1千万円以下のお金しか集まらない組織じゃ、専任スタッフを雇うことすら無理です。それで全レースのピット割りして、全現場に行くなんて大変なわけで、よくやっていただいてるなあと思うのですが、あまり肯定的な意見って聞かないんですよねえ…。
だからって私は大金を払えるほど偉そうな身分ではないのですが、これからも選手会という組織には頑張っていただきたいと思っております。エントラント受付等も大変だと思いますが、フル参戦受付ラストウイーク、よろしくお願い申し上げます。
そんなこんなで、本日ソウル最終日の私でした。
gq1023 at 05:52│Comments(0)│バイクレース(含む8耐)
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