新卒の就職活動就職フェアって何で企業側がやってるの?

2011年01月02日

NYの1Day街ジャック

d9394e07.jpgニューヨークのタイムズスクエアといえば、屋外広告のメッカなのですが、ここがとある協賛企業ロゴで埋め尽くされる日があります。それがカウントダウン。この日、この場所はニベア一色で埋め尽くされるのです。

おそらく日本で広告の仕事に携わってる人ですら「はあ?」って感じだと思いますが、こんなのアメリカでは当たり前です。交通は遮断され、街中から集まった人で埋め尽くされた会場に、無作為に青の帽子やバルーンが配られます。

出されている看板なんて、ほんの少しなのですが、取材陣のカメラがいる位置から見える所には帽子が配られているので、見渡す限りのニベアブルーとなります。

大晦日の16時からイベントがはじまって、ステージでは選ばれたたった1組だけの結婚式(人前式)セレモニーなんかまで行われて、愛と平和と健康をテーマにライブやガン予防イベント等も開催されます。

そして迎えるカウントダウン。集まった全員で「3,2,1,ハッピーニューイヤー!」と叫んでビルの上から花火が打ち上げられ、回りの人々同士で抱き合い、恋人達はキスをするってのがこのイベントです。写真は昨年や一昨年のものですが、もちろん今年もこんな感じでおこなわれました。

これが街ジャック。北京でも香港でも上海でもシドニーでも台湾でも、山のように花火を仕込んで協賛をとって大イベントやってます。世界に国力を見せつけるものであり、同時に集まった人々やテレビで視聴する人々に夢と希望を与えるわけです。

渋谷のスクランブル交差点から半径200mを通行止めにして、Q-FRONT前を中心に人々を集めて大イベントをやるなんて物理的には可能です。警察は嫌がるでしょうし、地域住民は反対するでしょうし、区長も納得するかどうか分からない。でも政治力があれば簡単にできるんです。

じゃあ、新宿中央公園でやりますか?隣接する東京都庁に花火を仕込みましょうか?できないなんてのは言い訳にしかならない。「やろう!」と言い出すことが大切であり「手伝ってください!」って熱意を持って人に伝えることが大切なんです。

来年やりましょうか、カウントダウン。年越し派遣村なんてさみしい施設じゃなくて、カウントダウンハウスを設置して、協賛企業と人々からの寄付で仕事と家のない人を5日間だけでもサポートしましょうか。みんなで大鍋で炊き出しやりましょうか。ね、できるでしょ。楽しそうでしょ、未来に希望が持てるでしょ。

政治力ってのは何でもできる。だけど、素晴らしい着想&発想がなきゃダメ。センスのない政策なんてのは、実行した所で誰の心も動かさないのです。

屋外広告活性化議連では超党派で、こんな楽しい形で「愛と平和と健康」を伝えられる方法を考えるグループにしたいと思います。

gq1023 at 09:10│Comments(0)

コメントする

このブログにコメントするにはログインが必要です。

新卒の就職活動就職フェアって何で企業側がやってるの?