原子力船「むつ」超党派での勉強会

2010年12月17日

ちょっと考えるイエスマン

d6d01c20.jpg企業ってのは組織ですから、組織のトップが言う事に反抗することは許されない。組織人として正しいのはイエスマンです。それこそ上司の言う事に逆らわず、その上司の上司が違うこと言ったら、もっと偉い方の上司に従う。

そこからが問題で、言われた時は従っておいて仲間内で飲みにいっては「うちのボスは気が狂ってるよなあ」とか「あの支店長、会社の利益じゃなくて部門収益って小さい話ししやがってバカバカしいぜ」なんて言ってちゃイエスマンじゃないわけです。

昨日、うちの会社に2社の証券会社が来ました。どちらも若い担当者さんがカレンダーをお持ちになられたのですが、一方は「会社でハッパ掛けられますけど、厳しくて」と言っているだけ。もう一方は「今日は上司が挨拶回りにつきあってくれるって言うので、飛び込みで口座開設してもらった大野さん所に来ました」って言ってました。

すごいでしょ。まったく違いますよね。どちらの会社も100万円も取引ないんですよ。だけど、後者の彼は「いつか飛び込みで口座開設していただいた会社を上場させたいと思ってるんです」って言って飛びこんで来ました。商品を勧められたことは1回もありません。ただし、新規上場情報は何カ月も前から説明に来ます。

ところが前者の彼は、「本日ご紹介したいものが」って言って商品説明に入る。そして「いかがですか?300万円ぐらい?」みたいなクロージング。それじゃ投資できないわけです。300万円って言ったら大金ですよ。あんたの売りたいもの押しつけられても困るぜって感じです。

ただね、どちらも熱心に営業してますから、会社の命令に従ってると思うのです。とっても真面目なイエスマン。ただ、真っ正直なイエスマンなのか、ちょっと考えるイエスマンなのかって所が違うんだと思うんです。

「便所掃除しておいてくれる?」「分かりました。ブラシと洗剤どこですか?」ちょっと考えないイエスマンですよね。でもすぐやってるから真面目でちゃんとしてる。ところが、経営者側からすると腹立つヤツです。掃除用具ぐらい自分で探せ!

「便所掃除しておいてくれる?」「汚れてました?すいません、すぐやります。ついでに机も拭いちゃいます」これが、ちょっと考えるイエスマン。

せっかく選んだ仕事なんだから、上司の命令ぐらい本気で信じて本気で仕事するべきだと思うんですけどねえ。ちょっと考えるイエスマン募集中です!

gq1023 at 06:23│Comments(0)

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