こんな適当で良いのかミッレミリア

2010年10月09日

ユニクロオープン

toui今週は台湾にユニクロ1号店がオープンしました。正しくは統一阪急百貨の台北店がオープンして、そのテナントとしてユニクロが入りました。

台湾でセブンイレブン、ミスタードーナツ、キッコーマン等を展開する統一グループの百貨店2号店です。以前ブログでも書きましたが、統一グループは台湾のインスタントラーメン市場No.1を誇る企業なのですが、中国で同じ台湾の康師傅に市場を席巻された屈辱を味わっている会社です。

台湾ってのはワンマン企業だらけで、国民の大半が「独立して社長をやりたい」って感情を持っていて、私の肌感覚では10人に1人は社長です。だから大企業なんてつくりあげるのは本当に難しい。成功しそうになるとすぐ独立されちゃいます。

その中で、いくつものブランドを成功させているのは、それだけ購買をつかさどる嗅覚と、アプローチとスピードと行動力に優れているからです。

台湾の百貨店は、どこも満員でした。昔のそごうなんて、その満員のレベルがハンパじゃない。エスカレーターが逆流しそうなほどでした。それが次々とオープンする百貨店によって競争が激化って思うでしょ。次々とオープンしては、それぞれが満員になってます。

これ、相手を見て勝負しないから実現してます。つまり、各百貨店がすべてお客様視点で物をみてる。お客様に人気の物は何かって視点で販促をやってるわけです。隣の競合店がやりそうなことを考えて対策を練ってるわけじゃないのです。

だって当たり前ですよね、新規オープンの店舗ばかりだから、何をやってくるか分からない。日本みたいに創業祭・リクルートフェア・初売り・スプリングバーゲン・オータムバーゲン…なーんて同じ事を何年もやってないわけです。

例えば日本なら「○○百貨店バレンタインフェア」って所を、彼らは「○○百貨店は告白の場所になる宣言」なーんてフェアにするわけです。女の子がおじいちゃんを連れて来て「おじいちゃん大好き!」なーんてCMを流す。どうですか、告白って言葉のターゲットが一気に広がるわけですよ。

今回の統一阪急百貨・台北店のオープンに際しては、ユニクロが1階に入りました。目玉店舗を展開することで、ユニクロだけで史上最高の2,500人もの行列をつくり出したそうです。それは統一阪急のなせる技。すげーなーと感じております。

ところで、昨日東京ミッドタウンにもユニクロがオープンしました。全くもって普通のユニクロです。上質感も特別さもないですし、店頭でビラを配っておりますが、こちらもなかなかのものです。お近くの方は、ぜひ見てみてください。

gq1023 at 07:35│Comments(0)

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