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2010年09月14日

求刑って何?

刑法217条では「遺棄」が定義されていて、「老年,幼年,身体障害又は疾病のために扶助を必要とする者を遺棄した者は、一年以下の懲役に処する。」となってます。

そして刑法218条では「保護責任者遺棄等」というのが定義されていて、「老年者,幼年者,身体障害者又は病者を保護する責任のある者がこれらの者を遺棄し、又はその生存に必要な保護をしなかったときは、三月以上五年以下の懲役に処する。」となってます。

さらに刑法219条では「遺棄等致死傷」ってのが 定義されていて、「前二条の罪を犯し、よって人を死傷させた者は、傷害の罪と比較して、重い刑により処断する。」となってます。

傷害致死罪ってのは3年以上の有期刑と決まっていて、最長20年の懲役なのですが、さすがに10年を超える刑期は、反社会的組織の人で過去に犯歴があり、限りなく殺人に近くないと出て来るもんじゃないです。

初犯であり、合成麻薬使用の発覚を恐れて通報できず、自分自身も合成麻薬を使用していて常識的な判断ができない状況だとすると、求刑は5年を少し越える程度になるのでしょうが、社会に与える影響を勘案すると、あまりにも軽い求刑にはできないと判断すれば、8年って感じの求刑になるのでしょう。

検察官って出世直前は、求刑と判決に大きな差が出ないように気を使います。確実なのは求刑をすこし軽めに出すって方法。そうしておけば、求刑通りの懲役が言い渡される可能性が高いわけです。

容疑者が保護責任者遺棄を認めていて、結果として死に至ったのであれば3年は確実。でも執行猶予が付く可能性がある3年ってのは、合成麻薬の使用を認めているわけだし、ただ死にそうな人を置いていっただけではないのだから短すぎると考えると5年程度って感じかなあ、なーんて感じで求刑って決まります。

裁判員裁判で怖いのは、被害者感情を過度に評価して、求刑を破棄して判決で長期刑が言い渡される可能性があることです。難しい世の中になったもんです。

gq1023 at 14:31
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