人は身の丈にあったことしかできない財務大臣は大丈夫っすか!?

2010年08月25日

阪神尼崎駅「餃子の王将」にて感じた事

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昨夜行った阪神尼崎駅の「餃子の王将」にあった紙細工。実際にはない屋台のお店をイメージしたミニチュアだったのですが、かなり魅かれて写真に撮ってしまいました。

この紙細工が直接的にお金を生み出すことはありません。ところが、この紙細工は「この店にはお店をこよなく愛する従業員がいる」ということを、密かに静かに発信しているのです。

このお店では、紙細工のまわりに「お得なセットメニュー」を展示していました。紙細工がなくてもメニュー訴求はできますが、ここに紙細工が展示されているだけで、美味しいお料理がさらに美味しく感じられるのです。

これこそがビジネスで最も大切なこと。「商売の神は細部に宿る」なのです。こんな工夫が何点あるかで商売の成功は大きく変わって来ます。

メニューだって、もちろんちゃんと印刷された1種類でも機能は十分です。でも、お得なセットメニューは別にして、さらに大皿メニューなんてのも別ページで作成して、それらは手書きの文字にプリントした写真を貼って手作りで仕上げるなんてことをやると、さらに魅力的になります。

これ、自動販売機やコンビニにはできない芸当です。そこが魅力を発揮するのです。スーパーのPOPだって、POPプリンターもありますが、手書きにすると劇的に売上はアップします。でも、ほとんどの人は気づいていません。

会社対会社のビジネスをしている方でもそうです。例えば「ファックス送信書」を手書きにすると、密かに好感度がアップします。それどころか、最近はメール全盛の時代ですから、ファックスを使うだけで、先方への到達率がアップします。

私なんてメールは1日600通以上来ますので、目を通すなんてことは無理なのです。でもファックスは別。せいぜい1日に5〜10通で合計20ページもありませんから、目を通す事になるのです。

昨今「ビジネスの効率」ってのを口にする若い世代が増えて来ました。「メールの方が良くないっすか!?」とか「ワードで打っておきます」なんてヤツ。確かに効率ってのは大切なことです。だからといって「楽をする」って方向に行ってる気がしてます。

「商売の神は細部に宿る」ということを、再認識させてくれた紙細工でした。

gq1023 at 07:05│Comments(2)

この記事へのコメント

2. Posted by Hippo   2010年08月25日 23:54
> たくさん

広告のプロは、どんな広告をつくれば儲けられるか分からないから広告屋なのです。儲け方が分かったら、広告屋なんてすぐ辞めて、実業家になりますよね。商売のことは、必死にやってる本人にしか分からないのです。

商売は泥臭く苦しいものです。でも、それを突き詰めたお店には、その中で出てきた努力結果がにじみ出ているものです。そんなお店が増えて行って欲しいなあと思っております。
1. Posted by たく   2010年08月25日 16:32
なるほど・・・
効率ばかり優先せず
って事ですね・・・

以前、自分で作ったチラシを自分で配ってたら数件、仕事貰えました。そんなに枚数配ってないのに・・・
お客さんに聞いたら「頑張ってる兄ちゃんの所が好くてな」って言って貰えました。

業者のチラシは仕事も来なかったんですけどね!

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