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2010年08月19日

働かせてもらえない今の人々

book_ph03大学新卒の就職率が60%程度。それ以外に留年が10万人で大学院進学が7万人もいるそうです。しかも、就職しても働かせてもらえません。残業もさせてもらえず、パワハラ対策で先輩に無理言われることもない。働けないのです。

「てめー新入社員だったら1時間前に出社せんかい!」「朝から掃除ぐらいするのは当たり前だろ」「先輩より早く帰るなバカ」「何にもできないクセに残業つける権利あると思ってるのか!」「年に10日も休みがあればいいほうだ!」

私なんて、若い頃はこんなことを毎日言われていたのですが、今は全部パワハラだそうです。だから今の若い人たちは、自助努力で自然に仕事ができるようになるしかありません。

銀行や証券会社なら9時始業ですが7時出社は常識です。でも「7時に来い!」って言えないそうです。来れないスタッフは、こっそり「バカ」という評価がついて、バカを集めたセクションに追放されるそうです。

国会で決めることって、何かずれてませんかねえ。採用側が思いっきりスタッフを働かせられる仕組みがないのなら、当然採用しませんよ。働いたことのない若者に、命令も指示も出せず、あうんの呼吸で仕事覚えろって難しすぎですよね。

私は経営者です。経営者は中間管理職と違って、もっと命令できません。「○日が事務所開きです」は言っても良いですが「○日が事務所開きだから直近の数日間は徹夜で頑張ってもらうぞ!」とは言えないのです。

結果をいうと、なんと事務所開きの早朝から出て来た社員は誰もいませんでした。前日も前々日も何のお手伝いもやりに来ませんでした。自分で事務机を運んでビジネスホンつないで、お花を持って来てくれた取引先にも運んでもらって…。

「○日までに仕上げろ」って指示を出しても仕上げないとしますよね。その場合、私にできることは本人の評価を下げるだけです。「やれって言っただろ」とは言えないのです。これはパワハラなんだそうです。

今回、来年新卒のスタッフを採用することにしました。うちはいつでもそうですが、採用した人にはチャンスを与えます。責任も自由も与えます。でも今回はそうしません。昔のやり方でやりたいと思います。よろこべ、オレが働かせてやる!

gq1023 at 08:48│Comments(0)

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