政権交代から10カ月での選挙野党圧勝・民主大敗

2010年07月11日

世論形成は政党の基本事項

25bdf9dc.jpgよく国会議員の口から「マスコミは、もう少し政局をあおるような事はやめるべき」なんて発言が出て来ます。つまり、政治が安定しないのはマスコミのせいだと言ってるわけです。

しかし、世論形成は重要な政党の業務であり党首の任務です。世論形成こそが最大の国会対策であるから国対委員長の任務もそれだし、情報の起点となるスポークスマンが官房長官なわけです。

「総理大臣のオレ様をバカみたいに報道しやがって」じゃダメなのです。「私は総理大臣であり続けるため、メディアは徹底的に振り回してやる」じゃないとダメなのです。

「ムカつくから記者会見拒否」なんてやったら一発アウト。記者は全員「あいつ新聞記者すらうまく扱えませんぜ」ってなっちゃうのです。

田中真紀子元外務大臣を更迭した小泉元総理。あの時、テレビは徹底して小泉たたきをやりました。なぜか?マスコミをはじめ、多くの議員が「怖い」って感じたからじゃないでしょうか?

「自分の最大の支持者でも意にそぐわない場合は切る」って事が分かったわけですから、引きずり降ろそうという人は出て来ますよね。でも結果的には「小泉恐るべし」って世論が形成されました。

郵政選挙の時もそう。最大の支持勢力を切る。その前には「定年制」って言葉を持ち出して、中曽根さんをはじめ、強大な勢力をビシバシ切ってました。

「靖国神社?もちろん参拝しますよ。昔はだれからも文句言われなかった。これを外交課題にしたいと思った国が、急に話題にしただけでしょ。マスコミが諸外国の動きにのせられちゃだめですよ。私達の国を誰が守ってくれたんだ、私達はどんな過ちをしてきたんだ。それを確認するためですから、私は参拝します。」

中国とは国交断絶みたいになったけど、小泉政権は長く続きました。ちゃんと「世論形成が政党の仕事だ」って分かってる党が与党になって欲しいもんです。

gq1023 at 06:46│Comments(0)

コメントする

このブログにコメントするにはログインが必要です。

政権交代から10カ月での選挙野党圧勝・民主大敗