明日は鈴鹿タイヤテスト&東京で八重山漁協の興儀さんスポーツ選手のマネジメント会社

2010年07月07日

協賛企画書のつくり方

man協賛企画書ってのがあります。バイクレースでもイベントでも何でも良いのですが、「私達のやることにお金を出してくれたらこんなメリットがあります」ってものです。

この「こんなメリット」が重要なのですが、常識的に考えて、これは相手のメリットでなければいけません。お金をもらう側のメリットなんて、どーでも良いのです。「お金もらったらレースできます」なんてのは、払う側にとっては滅茶苦茶な話しです。

そして、支払う相手は信頼のおける所でなければいけません。「お金は支払ったけど、協賛メリットが履行されなかった」なんてことになったら大変だからです。不動産の保障金と同じです。オフィスを借りるのに、怪しい個人に何千万円も保証金なんて預けられないですもんね。謎のライダーではダメなのです。

そんな中身の話しはさて置き、何よりも大切なことは「できるだけ簡潔に書く」ってことです。せいぜい企画書本体は表紙を含め5ページ以内にして、いらないページは資料編で別にしましょう。

あとは、実際に提案する前に、全く事情の分からない人に読ませて、理解してもらえればOKです。関係者だけで企画書を作成していくと、暗号文書になりかねません。

「全日本ロードレース全戦でのピットウォークプロモーション実施権(イベントの実施ならびに装飾演出費は別途)」なんて、普通の人が読んでも全く意味が分かりません。

昨日もいくつか協賛企画書を作成しましたが、引き渡してから協賛者の想いが強すぎて、文字を追加される場合が良く見られます。でも、完成した物に文字を加えるのでバランスは悪いし、各所に話しの破たんが出て来ます。

企画書が完成したら、そこからはプレゼンです。その企画書をベースに、いかに最高のプレゼンテーションができるかを磨けば良いのです。目の前にスポンサー30人がいる所でのプレゼン。それは予行演習がなければできないものです。しっかり予行演習しましょう。

最悪なのは「企画書できました」って渡すだけの人。しかも、後から「どうですか?」なんて連絡してくる人。路上で渡された物なんて、見る人はごく稀なのって分かりますよね。路上のティッシュと同じではダメなのです。「直接説明させてください」って言いましょう。

ここまで完璧にできても、協賛が決まる確率は5%(20社に1社)未満ってのが常識ですけどね。ちなみに、2011年のスポーツ協賛セールスが始まりました。なのに、私のバイクチームはというと、今も今年の8耐セールス継続中です。トホホ…。

gq1023 at 07:49│Comments(0)

コメントする

このブログにコメントするにはログインが必要です。

明日は鈴鹿タイヤテスト&東京で八重山漁協の興儀さんスポーツ選手のマネジメント会社