とんだお門違い去年の所得税が未払いですよ

2010年06月23日

一国一城の主

304cb9d6.jpg世の中で何気なく見ている景色。しかし、そこに多くの中小零細企業があり、経営者と従業員による人間模様があることには、なかなか気づきません。

近くのセブンイレブン・吉野家・出光・ダスキン・カレーのココイチなんてのが、じつは1人のリストラされた40歳代の元サラリーマンによって経営されていて、人件費や家賃といった固定費を圧縮するため、必死の努力をしているなんて気づかないものです。

ましてや、聞いた事もない名前の店なんて興味すら持たない。そうして、世の中に山ほどの経営者がいるということにすら気づかず生きている人も多いことでしょう。

よく経営者のことを「一国一城の主」と言いますが、城ってのは造るのも大変ですが、維持するのはもっと大変です。24時間365日で営業している店舗なら、働く人々のシフトを組むだけでも大仕事です。

そして、もっと大仕事なのが人件費を稼ぐこと。じつは何気ない景色の中で、様々な一国一城の主たちによって、生活者の財布から現金を抜きだす特殊工作が行われています。

高校生と中学生の子供が1人づついる40歳代夫婦が経営するガソリンスタンド。アルバイトは常時2名(時給850円)で、営業時間は7時から20時で定休日はなし。家賃は親の土地なので、固定資産税の年間30万円程度だけなので毎月2.5万円程度と仮定します。

これでアルバイトの人件費が70万円ほど。経営者夫婦合計で手取り40万円とすると、人件費が1カ月で125万円ほどになります。1カ月30日で割ると4.2万円/日が人件費分となるので、光熱費やガソリン計量器のリース代等を考えると、1日5万円は稼がなければいけません。

そうすると、営業1時間あたりの利益ノルマは4千円ほどになります。3分に1台の来店として1時間20台なら1台につき200円の利益が必要です。1リッターの利益は5円と言われるので、平均40リットルの給油となります。ワゴンRのタンク容量が30リットルですから無理なのは分かりますよね。

1リッター10円の利益があって、平均給油量が15リットルあって、さらにガソリン外収益でオイル交換やワイパーブレード交換があって、やっと生活するのが精一杯なのです。ということは、1リッター5円なら経営者夫婦の手取りが低いのは分かりますよね。

経営者というのは、みんな必死に努力して生きているんです。街を歩く人々の財布にはお金が入っています。でも抜き出すのは難しいのですよ。

「一国一城の主」って視点で街の景色を見てみると、いろんな発見があるはずです。なぜか?これを読んでるすべての人が一国一城の主だからです。あとは家来が何人いるかですな。

gq1023 at 05:42
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