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2010年06月10日

朝青龍と小沢一郎

baa778e5.jpg乱暴な言い方ですが、滅茶苦茶なマニュフェストを掲げて政権奪取。自民党との連立経験ゼロでも、ちゃんと運営できる大人の党&党員を育てるため、怖ーい人々との連立によって大連立リハーサルを実施。さらに、早めにマニュフェストが撤回できるような環境(首相交代)も整備しました。

現状で言えば「民主党は、選挙前の良い部分を継続し、悪い部分は反省してくれる」って国民に思い込ませることに成功しています。「税収が不足していることは分かった。増税が必要なことも分かった」という状況になってます。

各議員も、与党として発言することの意味を知る、よい期間だったことでしょう。今までみたいな評論家発言じゃダメだと思い知ったことと思います。その意味では、やはり小沢一郎氏は策士だったと思います。

私の人生において、表舞台で小沢氏が正義の味方だった姿は、一度も見たことがありません。一貫して悪役です。ただ、実際に人となりを知る人は皆「すごい人だ、あれほど人を動かせる人はいない」というのです。

私はこう思います。日本人は正義の味方が好き。だけど正義の味方だけじゃダメで、きっと悪役と戦う正義の味方が好きなんです。

小沢さんはそれを分かっているから、必ず悪役をやりながら「君は正義の味方をやりなさい」ってやる。政界には手柄を挙げたいって人は山ほどいるけど、悪役を引き受けるひとなんていないから、姿が際立つのじゃないでしょうか?

たぶん、朝青龍と一緒ですよ。白鵬だけじゃ相撲は盛り上がらない。悪役のアメリカ人レスラーを力道山が倒したから日本人はプロレスに熱狂したんです。

今そこにある危機。それは現政権に悪役がいないことです。それはすなわち、政権全体が外部から悪役にされる可能性があるってこと。「首相はいいんだけど、幹事長がダメだね」なら幹事長だけ変われば良いわけですからね。

小泉元首相は、徹底して悪役をつくりました。菅さんも、ちゃんと悪役側と話しをつけた上で、徹底して悪役を攻撃すれば、もっと人気出るはずなんですがねえ。

真面目なヤツの真面目な話しほど、おもしろくないものはないんですよね。おもしろいのを一つヨロシク!

gq1023 at 06:47│Comments(0)

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