アメリカを怒らせていることが分からないのか?増税と国債発行

2010年06月01日

アメリカ軍撤退要求が受け入れられると

17fd44db.jpgアメリカ軍が「キャンプセンダイ」と呼ぶ陸上自衛隊王城寺原演習場。ここでは、本格的な軍事演習がおこなわれていて、演習の際には沖縄だけでなくアメリカ本土からも多くの部隊が来ていましたが、地元の反対により演習が2007年から中止されています。

でも、突然中止されて国からの交付金がカットされると自治体がやっていけないため、2007年度は1.3億円が、2008年度は0.3億円が支給されました、でも、2009年度はとうとうゼロ。大衡村・色麻町・大和町は、一気に財政面での再構築を迫られました。

「アメリカ撤退」を叫ぶと撤退してしまうかもしれないという事実。これはインパクトあることなのです。これ、軍事演習の撤退だけだから、この程度の金額ですが、基地撤退となると、この10倍以上のお金が吹っ飛びます。

浦添市や宜野湾市は市街地が活性化しているので、基地を返還されても自立できる可能性がありますが、基地だけが頼りって地域が存在していることも事実です。

本気で徳之島に移設されてたら、8千人の海兵隊員と2万人の家族が移住して来て、3千人ほどの雇用が生まれ、数百億円もの税金が投入されます。当然、これに頼る生活になるし、なったら抜け出せません。

出生率国内No.1の徳之島で、そんな未来を描こうなんて良く考えたもんです。本来なら岩国基地ぐらいの航空基地と、生活に必要な街&住宅を新たに整備する必要があります。岩国は周辺が市街化されているので良いですが、徳之島なんて生活に必要なものの整備だけで大変ですからねえ。

マクドナルド・シナボン・スバロなんてファーストフード店を整備して、スーパーマーケットを設置して、発電所・浄水場・映画館・ボーリング場・野球場・フットボール場…。本気とは思えませんよね。血気盛んな海兵隊の若者の心を癒すバーやナイトクラブやヒワイな施設はドコにあるのでしょうか?

本来は、既存の空港を利用する程度で解決する話しじゃないですからね。官民両用なんてあり得ない話しです。特殊作戦の練習をする基地ですからね。

地方財政なんて無視してアメリカ軍がいらない場所を、全部還してもらうなんて話しになったら大変なので、この話しはこのへんで終了ということで。

gq1023 at 05:20│Comments(0)

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