スキー板2輪車なくして4輪車ナシ

2010年02月25日

エコっぽく仕上げる

7c7f5959.jpgプロモーションプランナーってのは、依頼主の商品が売れるように企画を立てるってのが仕事です。それは、依頼内容にもよりますが、製品価格の設定や包材のマテリアル選定&デザインにはじまり、流通店舗の棚取り、営業セールスマンキャンペーン&表彰式、店頭での大量陳列コンテスト企画、広告&イベント企画と多岐にわたります。

最近のトレンドは「エコっぽく仕上げる」ってヤツ。「なんでもいいから緑色に塗ってみる」とか「緑色の文字を使う」なんてのがブームです。「赤いきつね」はエコじゃないけど「緑のたぬき」はエコ。「クールミントガム」はエコじゃないけど「グリーンガム」はエコみたいなアプローチです。

昔から販売促進カラーといえば「赤と黄色」だったのですが、最近は緑で仕上げるのも多くなって来ました。「エコ=グリーン=儲かる」って感じなわけです。

でも、本当にエコなのはどんなものかって、分かりますよね。24時間いつでも電気がついていて室温が一定に保たれる流通店舗はエコなわけなく、小分けのアルミパックに入れられて化粧箱に入れられた過剰包装の商品もエコなわけないのです。

言って見れば、エコっていわれてる物ほどエコじゃない。エコって打ち出している商品ほどエコじゃないのです。今、その罪悪感で悩んでいます。

昔は、八百屋さんは商品を古新聞で包んでくれました。温度を一定に保ち、適度な水分を保ってくれる魔法の包装紙です。買い物袋なんて持参するのが当たり前。豆腐屋さんにだって、豆腐を入れる容器持参で行ったものでした。

なのに今や「エコにつながるエコバッグがブーム」なんて言って、(いつか必ずゴミになる)バッグが大量に製造され供給されています。しかも、片棒を担いでいるのは自分だったりもするわけです。そりゃ自己嫌悪になりますよね。

毎日ガソリンを消費しまくって、排気ガスを出しまくって、さらには事故で命まで奪うのにエコって機械もありますよね。新しいのに買い替えること自体がエコじゃないのに「エコ減税」なんて国がお墨付きを与えてたりもします。

でも、物が売れないと自分も食べられない。何かをどんどん売るためには、リサイクルやリユースが進むと困る。「物を大切にする社会=私の商売の敵」なのです。

先日、リサイクル企業の社長がテレビ番組の中で言ってました。「私たちはゴミと言われるものが出るから商売できるのです。ゴミの絶対量が減ることは私たちの死活問題です。」ってね。物が浪費されないとリサイクル会社も成立しないのです。

私は、1リッター3km台しか走らないバイクで、何時間もレースと称して同じ所をぐるぐる回る遊びを自らけしかけています。エコっぽくないけど色だけエコカラー。

私たちのピット上看板には「Green Machine 001」の文字。私たちのバイクを製造しており、サーキット自体の持ち主でもある、エコをガンガン前面に打ち出している会社のものです。何がいったいエコなのやら…。

この罪悪感って、どうやったら消せるものなんでしょう?

gq1023 at 06:30│
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