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2010年02月21日

アマ選手のプロ転向

先日、日本初のプロスケーターであった清水宏保選手が、引退と言う道を選んだという報道がありました。

長野オリンピック直後に三協精機を退社しプロ宣言。その後、契約に至る会社がなかなかないまま数カ月が経過し、NEC、JAL、ウイダー等の一流ブランドをずらりと揃えての記者会見は、相当華やかなものでした。

石川遼選手のように、プロとしての舞台が確立されている世界なら別ですが、全くのアマチュアスポーツの世界で、競技だけで食べていくなんて事はまずできません。当然、合宿の費用もコーチの費用もウェア代も全部自分で払うわけです。ただし、企業に所属すれば給与が出ますから、その範囲内でなら何とかなるわけです。

ところがプロになると、その払うって部分だけでなく、稼ぐって所でも努力が必要になります。競技の順位によってボーナスも変わるし、翌年の契約が継続するかどうかも決まって来るわけですから、毎試合が緊張の連続です。

マラソンの高橋尚子選手も苦労してましたね。シドニーオリンピック直後に積水化学を退社し、スカイネットアジア航空と契約してましたが経営破たん。その後はずっと苦労したまま引退となってしまいました。

スポーツの世界には、スポーツタレントを扱う会社も沢山あります。当然、オリンピックでメダルをとった選手には、いろんな会社がアプローチします。でも、CM契約なんて何年も続くものじゃない。知名度だって永続的なもんじゃないんです。

だいたい「いつか必ず自分を追い抜く選手が出てくる」ってのは、トップアスリートなら誰もが知っている事実です。そして追い抜かれた瞬間、すべてのメディアが寄り付かなくなる。スポーツマーケティング関係者なら誰もが知っている事実です。

今回のオリンピック終了後も、プロ転向という道を選ぶ方が多くおられることでしょう。それはもちろんリスクを冒しての挑戦。決して否定はしませんが、華やかな雰囲気に流されることなく、いろいろなことを真剣に考えた上で選択して欲しいと思っております。ハイ。

gq1023 at 08:33│
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