春になると「米百俵」の精神

2010年01月23日

オレは何をやってるんだ

7c523ac3.jpgナショナルジオグラフィックチャンネル。そこでハイチの地震に対する番組「Hope for Haiti」が放送されている。番組のプログラムを変更して、今の現状を伝え、有名アーティストが音楽を演奏し、著名人が募金受付の電話を取るという、ただひたすら募金を募る番組だ。

少なくともオレは広告業界の端くれだ。まったく思いつかなかった。何万人も命を失い、今もまだ何万人もが生きたままガレキの下にいる。携帯電話も通じ、メールも送られて来ているのに、救助方法がなく放置されている人々がいる。生きるための闘いが続いているのに、オレは家でただテレビを見てるだけだ。

全テレビ局に1日だけ放送時間をもらうのは難しくなかったはずだ。全レコード会社に協力を依頼するのも難しくなかったはずだ。どんな文化人であっても、その24時間の中に出演することを断る人はいなかったはずだ。

なのに、今日も日本のテレビ局は、いつもの放送内容で番組を放映している。

マドンナやスティングが歌い、スピルバーグが募金電話の受付をしている。そして歴代大統領が、この事態に対するメッセージを語る。そうだ、マスコミというのは、どうでも良いワイロの報道をするためにあるのではない、困っている誰かの存在を伝えることができ、困っている誰かを救うことができるのだ。

オレは何をやってるんだ。何が仕掛け人だ。オレは何もやってないじゃないか。こんなことすら考え付かなかったなんて情けない…。

でも、世界にはいた。全世界のプログラムを変更して放送しようという人がいた。そう、世界は一つなんだ。そんな世界を知らせてくれた人々に「ありがとう」。

https://hopeforhaitinow.org/

gq1023 at 23:32│
春になると「米百俵」の精神