今日のお仕事で元からなかったお金=アブク銭

2010年01月13日

東京大学医学部

東京大学の医学部って、ものすごく頭の良い人しか入れない難関です。ところが、そこの教授に言わせると「頭のおかしい変人しか入ってこない」らしいのです。頭が良いを通り越して、「人間的感覚に乏しい人=生きた受験勉強コンピューター」みたいなのが多いらしいのです。

ところが、病院って所は多分に人間的感覚を必要とする所だそうで、大学では「頭のおかしい変人を普通の人間に戻して卒業させる」ってことを目標にしているそうです。

「バカと超人は紙一重」って言いますが、要するに同じようなものって事ですよね。「オレは東大医学部卒だ」って医療の現場で吠えてみても意味がないわけです。命を救う現場には、卒業大学のブランドなんて意味をなさないわけです。

余命1年の方を目の前にして「持ってあと1年ですよ」なんてちゃんと言えても意味がない。家族の人がいるのか、本人の仕事は何なのか、治療方法はあるのか、いろいろな事を心の痛みが分かる人間として判断しなければなりません。

それこそ開業医になろうと思ったら、経営も学ばなければいけませんし、患者の懐具合を眼力で見抜く技も必要です。東大医学部卒だけでは商売にならないのです。

「二度とお越しにならないで良い医院をめざして」なんてタイトルで待合室に張り紙をする。

「また3日後にお越しください。なんて事を言われたことありませんか?またお越しくださいって病院、いやですよね。だから私たちは、できるだけ少ない回数で治療するということを目標に掲げています。つまり、二度とお会いしない…」

なんてメッセージをその下に書き込む。待ち時間に読んだ人が「いい病院だわ」と思うってかかりつけ医にする。といった芸当は、心の痛みが分かった上で、それを売り物にしようという商売勘定の頭がないとできないわけです。

言われてはじめて知ったのですが、ボロ儲けしているレーシックや美容皮膚科って東大医学部卒は少ないんですって。意外な発見でした。

gq1023 at 06:27│Comments(0)

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