イラクからアメリカが撤退するってことは?朝まで飲んで餅つき

2009年12月19日

「女にマラソンなんてできない」って言われた時代

06128618.jpgオリンピックの華といわれるマラソン。この種目に女子が参加したのは、たった7大会前の1984年ロサンゼルス大会のことです。

1992年バルセロナで有森裕子選手が銀メダルの時が3回目の開催。1996年アトランタで同じく有森裕子選手が銅メダルの時が4回目の開催。2000年のシドニーで高橋尚子選手が金メダルの時でもまだ5回目の開催なのです。なぜかというと、スポーツ界に差別があったためです。

それはもう、すごいレベルでして「女性は体力がない」とか「競技人口が少ない」なんて非科学的なものから、「極端な長距離競技は母体に悪影響を及ぼす」とか「月経に悪影響を与える」なんて科学的風なものまで、イロイロ言われていました。

ただ、具体的にはこれら差別のために、世界陸連に認められた公式の女子マラソン競技が開催されてなかったため、オリンピック代表選手の選考ができなかったという側面もありました。世界陸連がはじめて公認した女子マラソンはというと、なんと1979年の東京国際女子マラソン。それまで、公認大会自体がなかったのです。

ただ非公認での大会はありました。その代表が、開催ポリシーに「誰にでも開かれたマラソン」を掲げるボストンマラソンです。それでも公式の参加が認められたのは1972年のことでした。なのに、公式結果は1966年から存在しています。なぜか?それは、主催者が「勝手に参加する女性」を黙認したからです。

1966年の大会(日本の君原健二選手が優勝している大会)で、主催者に出走を拒否された女性が、茂みから男装して乱入し、完走したのがキッカケだったそうで、毎年勝手に参加組が増加。主催者も女性参加者を黙認したおかげで、男装して走る女性ランナーの見物客が大増加して、やむを得ず1972年から正式種目にしたそうです。

今や、女性はトライアスロンの鉄人レースにも参加していて、昔の話しってバカバカしく聞こえますが、黒人がゴルフの大会に出ることも、MTVでゴールデンタイムに放送することも、ほんの少し前までできなかったのですから、すごい変化ですよね。

今、性差別・人種差別を含む、すべての社会的性別(ジェンダー)から解き放たれて、自由に自己決定できる「ジェンダフリーな社会づくり」への取り組みが、各国で進められています。

間もなくバンクーバーオリンピックですが、今回のオリンピックは、男女の枠を超え、国の枠を超え、それぞれの選手の活躍中心に、観て見たいと思います。

それにしても、頑張って日本代表になって、さらにオリンピック出場枠を獲得した上で代表選手に選ばれた選手に対して、「日本残念6位に終わりましたー!」なんて実況、やめてほしいですよねえ。

gq1023 at 09:58│
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