人間には一酸化炭素の有無は分からない(その2)スーパーの衣料品が不振っていうけどさー

2009年10月13日

なんで日本の中に公海があるんだよ!

ba57044e.jpg国連に海洋法条約というのがあって、海に面した国の領海は12海里とされています。もちろん小さな海に複数の国が面している場合は、その領海は両国の話し合いによって12海里未満となるのですが、原則的には12海里が各国の領海です。

ただ、この領海は海洋法条約制定以前は3海里が大勢を占めていたため、制定後に今まで自由に航行できた船や航空機が通れなくなるのを防ぐため、重要海峡=特定海域だけは、各国が決めて12海里ではなく3海里のままとする事ができるようになっています。

じつは日本にも、この3海里のままとなっている特定海域があって、宗谷・津軽・対馬東水道、対馬西水道・大隅の5海峡が、旧来の3海里になっています。

津軽海峡とか大隈海峡を外国の船が自由に航行できるって変でしょ?宗谷海峡なんて、ロシアは12海里だから日本とロシアの中間線まで領海が張り出しているのに、日本は3海里なので、結果的には国の安全を自らが放棄していることになります。

この特定海域が決まったのは1977年。鳩山威一郎外務大臣(鳩山総理のお父さん)の時なんですが、これは密約によるものです。

1967年に佐藤栄作首相が「核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず」の非核三原則を提唱し、1974年にノーベル平和賞まで受賞しちゃったので、日本は核武装できなくなり、かわりに核武装させた米軍を公海上で展開させる必要があったため、無理やり公海をつくってあるわけです。

まあ密約といってもヒポポタマスの大野が知ってるぐらいの密約ですし、今やミサイルは宇宙に飛んでいって再度地球に突入して撃たれるような時代なわけで、別にこんな所に公海をつくって軍艦を配置する必要はまったくありません。

そこで提案。鳩山首相、そろそろ津軽海峡ぐらい日本の領海にされてみてはいかがでしょうか?

gq1023 at 06:56│Comments(0)

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