羽田空港を24時間空港へ!人間には一酸化炭素の有無は分からない(その2)

2009年10月13日

人間には一酸化炭素の有無は分からない(その1)

kasai「火災の時に怖いのは煙です」というのはよく聞きますよね。でも実際には煙以外にも怖いものがあるそうです。それは一酸化炭素と二酸化炭素。無色透明のこれら気体は、死に直結するものらしいのです。

炭素が燃えると二酸化炭素になるらしいのですが、その途中段階が一酸化炭素。一酸化炭素は酸素を取り込んで二酸化炭素になろうとする性質があるので、一酸化炭素が体の中に入ると、血液中の酸素を全部吸い込んでしまい、一気に脳みそが酸欠になるので、吸った瞬間に意識不明になるそうです。

よく一度火災の時に非難していた方が、家の中に残っている家人を救助するために火の中に飛び込んで焼死というのがありますが、ほとんどは「まだ全然大丈夫なはずなのに」と思われる場所で倒れているそうです。

一酸化炭素は低いところに流れるため、2階建ての家だとすでに玄関部分ですら危ないのに、一見大丈夫そうなので呼吸してしまい、一瞬で意識不明となってしまうからと考えられています。

しかも、二酸化炭素が多くなると息苦しく感じるのに、人間は一酸化炭素があっても息苦しく感じないのだそうです。

でも、二酸化炭素も怖くて、酸素が20%ある所でも二酸化炭素が30%の濃度になると、一瞬で意識を失うそうです。実際に二酸化炭素消火施設の誤射による死亡事故や中毒事故も多く、火山性二酸化炭素中毒の例も山ほどあります。

とくにカメルーン・ニオス湖でのガス噴出では、近くの住民と家畜が壊滅してしまった(1986年ニオス村では1,100人以上が死亡し助かったのは6名のみ)そうです。

もし、火災で誰かを救助しなければいけない状況になったら。家族のために身を投げ打ってでも火の中に飛び込まなければいけなくなったら、絶対に家の中で呼吸してはいけないのだそうです。これは「久々に覚えておくべき情報だな」と思って書いてみました。

gq1023 at 05:47│Comments(0)

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