2009年09月24日

ミクロとマクロ

今、八ツ場(やんば)ダムの建設をめぐってのニュースが話題になっています。簡単に言えばミクロとマクロの問題。前原国土交通大臣は「国全体を考えたら建設中止」とマクロの視点で発言していて、地元住民は「地元の気持ちを踏みにじる行為だ」とミクロの視点で怒っています。

でも、この話しってマクロの視点は与党の3党合意で形成され、さらに閣内で決めるものであって、大臣がマクロ視点で発言してはいけなかったわけです。大臣はマクロとミクロの通訳者にならなきゃいけなかったわけです。ボタンの掛け違いってヤツですね。

地元にとっては「こんなムダは止める。金も返すから適当に解決しろ!」なんて言われても困りますよね。それぞれが農業や商店を営んでいたのを辞め、交渉の長期化から自宅の建て替えもリフォームもできず、子供に家業を継がせることもできず、戦後すぐから翻弄され続けたわけですからね。

だから前原大臣は「閣内から原則中止の判断が出ていますが、担当大臣ですので、個別の案件については地元住民としっかり話し合った上で、最終判断を出したいと思います。」と言わなきゃいけないわけです。「マニュフェストに載ってますから中止です」って言われて納得する人いませんわねえ。真面目すぎ&真っ直ぐすぎです。

これ、実現までに粘り強く交渉を続けて来た官僚もいると思われます。それこそ入省から退職まで交渉した方々もいることでしょう。もちろん地方自治体だってそうですし、交渉役を買って出た方の中には、村ハチブにされた方もいたことでしょう。だからこそ、それまでの労をねぎらう言葉や行動が大切です。

亡くなった方々だって、建設省・国土交通省・地元自治体・地元の人々・工事関係者等、非常に多岐に渡るはずです。物故者追悼といったことも必要でしょう。人間には感情があるのです。だから初動が大切なのです。

国土の開発はゲームじゃないのです。住んでいる人を「あっちからこっちに移して、次はこっちから向こうに移動」なんて決められないのです。

人と人は心の交流が大切。何か大きな事を決める時は、相手の気持ちを思いやる時間やゆとりを持って行動しましょう。大臣なんですから。「夢は博士か大臣か〜!」ですからね。沖縄も担当してますので、今後は初動を間違えないように期待してます。

gq1023 at 08:57│Comments(0)TrackBack(0)

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