2009年06月29日

東京で10年

いろいろあって、広告代理店から転職して10年が過ぎました。広告代理店に転職する前にイベント業界にいたとはいえ、よく生きていられるなあと痛感します。

私は、まったく接待をしません。原則的に取引先と飲みに行くのは、誰か知らない人との出会いが伴う時だけです。だから仕事で成果を出さないと次の仕事が来ません。

あと、誰かがすでにやっている仕事を奪うのは嫌いです。別に奪って来なくても、新しい世界を創造するだけで生活はできると信じているからです。

そして自分でお金を払ってまで贅沢はしません。大金持ちと知り合いになって、とにかくおごってもらいます。そうしないと本当のお金持ちがやってる生活を見ることはできないし、日常的なサラリーマンの生活も分からなくなってしまうからです。

22歳から27歳まで、年間平均200本以上のイベントをこなして来ました。と同時に50本以上のCM製作と、100本近くのビデオパッケージ製作をやってきました。信じられないと思いますが、一緒に仕事して来た人はよ〜く知ってます。

ストリップ・似顔絵・ガラポン・ビンゴ大会・運動会・株主総会・ゴルフ・プロ野球・オリンピック・万博・F1…。本当に多くのイベントをこなしました。台本製作から撮影・編集&ナレーションまで自分でやったCMもあります。

イラストレーター&フォトショップというデザインソフトがありますが、うちの会社で一番使いこなすのは私です。どこのデザイン会社に行っても嫌がられるので、間違いありません。テレビカメラも回しますがテントの設営もしますし足場も組みます。テントをクイに結ぶ、平ボデーの荷物を締める等のロープワークは当然できます。

そして今、分かったことがあります。東京には「経験不足のプロが多すぎる」ということです。転職で業界に入って来て、平均5年以内で辞めちゃうのですね。だから、会社にも個人にもノウハウがない。

ノウハウがないから自信がない。自身がないから打合せでもいろんな業者を呼びます。音響・照明・映像・特殊効果・レーザー・電源・装飾・運営・物販…。打合せのはずが会議になっちゃう。

でも会議なのに議題はなく出たとこ勝負。呼ばれた方は議題はないし、話しの中身に興味もないから居眠り。当然議題がないから会議のサマリーも出ないし、打合せの後で決議事項のサマリーに参加者全員でサインするといった常識的な会議の手順も踏みません。

今、痛切に感じることがあります。「この人達の仕事を奪っちゃいかんなー」ということ。そして、その気持ちが、なんとか私達を10年持たせてくれたのかもしれません。そう「オッサンは黙って引っ込んどけー」なのです。

gq1023 at 06:58│Comments(0)TrackBack(0)

トラックバックURL

コメントする

名前
URL
 
  絵文字