鈴鹿サーキットは誰を見て商売しているのか?300km決勝日の朝

2009年06月18日

お引越し

f5b2283e.jpg六本木ヒルズに住む友人が引っ越しました。理由は「毎月何百万円も普通の賃貸マンションに払うのはバカバカしいから」だそうです。

最初からバカバカしかったと思うのですが、昔は「憧れの高級マンション居住者」としての地位が保障されていたので、キャバクラやいろんな所で鼻高々だったそうです。でも今や高級イメージも風前の灯。だから、やめたのだそうです。

とくに強調していたのが「クリスマスイルミネーション」。居住者用の特別観覧席があるわけでもなく周辺の道路は大渋滞。レストランはすべて混雑していてサービスの質も落ちまくり。「居住者やオフィステナントにとって迷惑なだけなのに何でやってるんだ!」と怒ってました。

賃貸ビジネスを営む者にとって重要なのは「家賃」。だから家賃を支払っている人に最大のメリットが提供されることが街づくりの基本なのですが、目の前の客を集めるための客寄せイベントによって、家賃を払っている人を逃がしてしまっているわけです。

何か集客を考える時は、まず自分達の長期的収益を上げる構造構築を考えましょう。それが完成した上で、短期的集客&売上向上を図ることが大切です。

オフィステナント向けであれば女性のハートをつかむのが大切。カラーコーディネート教室やテナントファッションショー等は有効です。男女問わずというのであれば、早朝ランニング教室なんていうのもいいですね。

商業テナントには毎月ミステリーショッパーを入れて、テナントの質をチェックした個別評価シートをオーナー側に提出した上でテナント従業員研修をすれば、テナントオーナーは従業員の質チェックをしなくても良くなります。

私達の会社では、高級ホテル出身者によるホスピタリティ教育をやっていますが、ルミネのようにデベロッパー側がバンバン指導・教育する商業施設も多くなってきました。長期的視点での集客プランニング、今から考えてみませんか?

gq1023 at 10:01│Comments(0)

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