高級鉄道模型企業の倒産本土復帰

2009年03月12日

雇用の創出と事業の継続こそが企業の価値って?

以前にも書きましたが、企業という存在は、雇用を創出し、それを継続することのためにあるわけです。決して経営者が社員から金を吸い上げるためにあるわけではありません。ましてや、経営者は経費を使えるのですから、社員より経営者の報酬が多い必要性もありません。

その点で、現在の不況は経営者の姿を浮き彫りにしてくれます。

雇用に手を付けて、従業員の報酬をカットしながら、役員報酬が10%カットなんて言っている会社は言語道断。まず役員報酬をゼロにした上で、それから従業員の削減です。

って言うよりも、そもそも従業員カットしなければいけない状態をつくり出した時点で、役員は罰金ものです。そんなの普通の人が普通に考えれば分かる話しです。

ところが、分からん人が多いのです。なぜなら裸の王様だから。「オレってかっこいい?」「超かっこいいです」なんて会話しかしてないから、何にも分からなくなっちゃうのでしょうか?

もちろんスズキの会長みたいに「大変な時だからもう一回社長になる」なんてすごい人もいるけれど、ほとんどの人は「大変な時だから他の人に放り投げる」か「従業員のせいにする」って方策をとります。

だいたい「今いる会社の前は学生です」なんて人が、クジ運に恵まれただけで社長になった程度で、企業経営なんてできるわけないんです。サラリーマン社長でもすごい方は、本当に厳しい世界を生き抜いて来られています。

帳簿なんて人まかせ。健康保険だって人まかせ。経営計画書だって人まかせ。ハイヤー手配も人まかせ。給与の支払いだって人まかせ。自分でなーんにもできません。しかも高級車に乗ってたり、ファーストクラスで海外出張してるなんて人は、もう経営者というより、単なるコストでしかありません。

今だに「バブル崩壊からようやく脱したと思ったらこの危機で・・・」なんて言い訳言ってる人は今すぐ辞めてくれー。バブル崩壊って20年近く前だぜ!「雇用の創出と事業の継続」って何ですか?自分の従業員を「雇用」って言ってるんですか?

私は、こんなときだからこそ、経営者はまず自分の身を律して、今いる従業員の今日と明日を真剣に考え、未来の会社の行く道を見極めるべきだと思います。がんばれ経営者!

gq1023 at 00:38│Comments(0)

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