「座して死を待つ」より時代遅れの最先端

2009年01月25日

アメリカ合衆国大統領と日本

79ec3ab2.jpgアメリカ合衆国大統領のすごさは、選ばれちゃうと死なない限り4年はやらなきゃいけないことにあります。しかも、次の選挙に当選してしまうと8年やらされるわけです。まあニクソンさんみたいに辞任もできないわけではないですが。

近所のオッサンのお願いを聞いているだけでも大変なのに、世界中から陳情が寄せられる仕事を8年やるというのは大変です。ジョージ・W・ブッシュは8年間の着任期間中に、小泉元総理とキャッチボールしたり、北朝鮮拉致家族会と面談したりやらなければいけませんでした。

ただ、ほとんどの先進国は指導者がコロコロ変わらないので、なんとか対応できるのですが、同盟国である日本だけはちょっと違います。なぜなら、いつでも気軽にやめられる仕組みになっているからです。

与党内ですら、議院内閣制なのに首相が決まったとたんに次の首相候補を探し始める有様なので、首相が発言した内容が多数決の多数派になるとは限りません。だから、長期にわたって政策を支援する国家的体制なんて構築できないのです。

小泉元首相の首相在任期間は2,000日弱で約5年半。その前後の森さん・安部さん、福田さんは1年程度づつで、小渕さんが600日強、橋本さんが900日強、その前は野党政権。だから、ぜんぜん日本の顔が見えないわけです。

しかも「駐禁をナシにしてください」とか「結婚式に祝電ください」とか「信号機付けて下さい」といった要求を20年ぐらい聞き続けないと首相になれないので、首相になったらヘロヘロです。

今回のオバマ大統領は、民主党ではありますが、党が推したヒラリー・クリントンではないので党とのしがらみはナシ。政治活動も1996年から8年間のイリノイ州議会議員のみでこちらもしがらみナシ。しかも国政では2000年の連邦議会下院議員選挙で落選しているのでここもしがらみナシという、全くのフリーです。つまり、日本の官僚にも政治家にもアプローチできるルートが非常に細い大統領ということになります。

本当は、今こそ日本も長期政権を預けられる首相を選出して、オバマ大統領と組ませるべきだったのですが、今はそんな感じじゃないですね。

gq1023 at 08:57│
「座して死を待つ」より時代遅れの最先端