GMトップの報酬1ドルにも怒りが集中!アメリカと日本自動車産業

2008年12月10日

タレント&スポーツ選手のファンクラブ組織

タレントやスポーツ選手には、個人的なスポンサーがついているものですが、これっていろいろ取り扱いが難しいものです。お年玉みたいな形で、個人的にこっそり受け取れるものなら誰にもバレないので良いのですが、ホームページで大々的に募集したりすると、リスクマネジメントが必要になります。

税務的には、収入は申告が必要ですし、支払ってくれた人に贈与税がかかったら申し訳ないことになります。入金があれば出金もあって、請求書や領収書の発行も必要になります。当然、帳簿をつける必要も出てきます。

さらには、会社勤めをしながら活動している人は、会社から副業禁止令が出ている場合も多いですし、文化&スポーツ活動はOKでも賞金受取不可等、所属する会社によっていろいろな規約があります。簡単にお金を受け取ったがために、生活の糧である会社をクビになったら大変ですから、ちゃんとしないわけにはいきません。

ですから、一般的には近親者の方がファンクラブ組織や後援会を立ち上げて、そこで資金管理する場合が多く見られます。さらにはグッズ等の版権管理団体を立ち上げる場合もあります。

とにかく本人の活動を応援する資金ですから、その本人に迷惑がかからない仕組みづくりがポイントとなります。

結構、企業にマネジメントを依頼する方もいるのですが、ファンからの応援資金の管理を企業に依頼すると、その企業の流用リスクや倒産リスクをタレントやスポーツ選手が抱えてしまうことになります。バスケット・スーパーリーグでも、集めた会費を海の家運営費や元関係者の個人口座に流用していた事件がありましたよね。ですから、回りにサポートしてくれる人がいない場合に限定したほうが良いでしょう。

もちろん、ファンから資金を集めるのですから、それなりの理由が必要です。何も無く資金を集めたら贈与と見られかねません。それをクリアする方法が、会報紙の発行やイベントへの優待特典などになります。

ちなみに、うちの奥さんが入っている近藤真彦さんのレーシングチームファンクラブ「Club KONDO」では、入会すると「会員証」「入会記念ハンカチ」「年1回の会報誌」がもらえて、他にも会員限定ファンイベント等の参加申込権や、会員サイトのアクセス権がもらえるようになってます。さすがタレントさんはお上手!

http://www.clubkondo.jp/

gq1023 at 10:43│Comments(0)

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