2008年11月17日
環境ツーリズム学
長野大学という私立大学(長野の国立大学は信州大学)があり、そこに環境ツーリズム学部という学部があります。まあ、エコツーリズムとかグリーンツーリズムとかいう言葉は、いろいろ勝手に使われていますが、まだまだ定義が明確ではありませんので、これを明確化するのは良いことだと思います。
その大学で、昨日まで全国の環境ツーリズム学を考えている人々が集まってのシンポジウムがありました。八重山漁業協同組合から興儀理事が参加されたのですが、どうも学問として観光と環境をつなごうとしているようです。
今、石垣島では都会から来た多くの移住者(&投資者)によって、訳の分からない開発が進められています。例えば「山の裏側に5軒もの喫茶店が連なっている道路」。でも、彼らは地元の人々より商売に詳しいので、旅行雑誌やガイドブックに言葉巧みなコピーとともに広告を出して、それなりにうまく商売を営んでいます。
グッチ裕三さんの居酒屋、マークパンサーさんのレストラン、島田紳助さんの喫茶店などは有名ですが、他にも大量に事例が散見されます。
先日うちの嫁さんが行った石垣島の居酒屋では、海ぶどうが氷の上に置かれて出されたそうです。海ぶどうは15度から28度で保存が原則。氷に乗せたら一発でアウトです。でも、オーナーも従業員も全く知らないので、こんなことになるのです。
この種の学問が発達して、他府県からの投資事業については「最低5人以上地元の人を雇用し、従業員のうち50%以上は地元でなければならない」といった、海外の投資規制に見られるような制度が確立すれば良いのかも知れません。
「環境を守って観光につなげる」だけでなく、「地域文化を守って正しく他地域の人々に伝える」という方向でも、環境ツーリズム学が進化すればいいなあと感じました。
その大学で、昨日まで全国の環境ツーリズム学を考えている人々が集まってのシンポジウムがありました。八重山漁業協同組合から興儀理事が参加されたのですが、どうも学問として観光と環境をつなごうとしているようです。
今、石垣島では都会から来た多くの移住者(&投資者)によって、訳の分からない開発が進められています。例えば「山の裏側に5軒もの喫茶店が連なっている道路」。でも、彼らは地元の人々より商売に詳しいので、旅行雑誌やガイドブックに言葉巧みなコピーとともに広告を出して、それなりにうまく商売を営んでいます。
グッチ裕三さんの居酒屋、マークパンサーさんのレストラン、島田紳助さんの喫茶店などは有名ですが、他にも大量に事例が散見されます。
先日うちの嫁さんが行った石垣島の居酒屋では、海ぶどうが氷の上に置かれて出されたそうです。海ぶどうは15度から28度で保存が原則。氷に乗せたら一発でアウトです。でも、オーナーも従業員も全く知らないので、こんなことになるのです。
この種の学問が発達して、他府県からの投資事業については「最低5人以上地元の人を雇用し、従業員のうち50%以上は地元でなければならない」といった、海外の投資規制に見られるような制度が確立すれば良いのかも知れません。
「環境を守って観光につなげる」だけでなく、「地域文化を守って正しく他地域の人々に伝える」という方向でも、環境ツーリズム学が進化すればいいなあと感じました。
gq1023 at 07:43│Comments(0)
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